あっちこっちケイイチ オンタイム

よたかの日記を兼ねたブログです

学生に仕事を頼むのはコストを安くする為なの?よたか

とあるコワーキングスペースが『経営の危機』にあるらしく『アイデア募集ミーティング』が開催されたので話しを聞きに行きました。
とは言っても、言いたい事は言って来たんですけどね。

その中である参加者がとても気になる発言をしたんです。
「自分で名刺とか作るのは面倒なので、学生とかに頼んで安く作って欲しい」

議事録とかとってないのでだいたいの意訳なんですけど、こんな内容の発言だったと思います。
気持ちはわからないでもないし、そういった需要があるのも理解できる。

だけど、この手の発言って『ずるい大人都合』だとしか思えない。


1)誰が作ったかではなく、出来たモノで対価を決めるべき
一番気にいらないのはこの部分。そんな事で作成のモチベーションが上がるとは思えない。それに、この価格の決め方は発注者側に評価する能力が無い事を露呈してるわけですよね。

そんな人に頼まれて、受注を受けた方はうれしいのかなぁ。少なくとも、やる事によって、スキルが上がるとは思えないし、場合によっては、作って配布される事によってクリエイタの『黒歴史』として汚点が残る事になる

そんなに安く作りたいなら、自分で適当に作っちまえば誰も傷つかずに済むのになぁ。


2)安い価格で仕事が流れると、高い仕事はこなくなる
印刷仲間でしていた話し『安い仕事は安い同業者から依頼されて、品質は二の次になる』
一度『安い仕事』を受けると、そう言ったニーズしか発生しないので、クオリティーの高い仕事は絶対来なくなるという意味なんですけど、さて、さて、そんなクオリティーの低い仕事を『学生』がわざわざやりたがるのでしょうか?

誰でもできる『どうでもいい仕事』ひとにやらせるなんて、高飛車もいい所。もっと書くと『中国人にやらせてコスト削減』と内容的に変わらないよね。


3)一体誰が責任をとるの?
学生がやる仕事でも『お金が動く』以上、作ったモノに責任が発生します。でもスキル不足、経験不足の学生が作るモノは必ず誰かしら『プロ』がチェックする必要があると思います。
さてさて、誰がチェックするんでしょう。

私の実経験からすると、素人の作った名刺の校正に4時間ほど掛かった事があった。

4時間の仕事をやった場合、最低5,000円欲しい。だけどここに『プロの作業代金』が加わった場合『安い料金』という最初の目標が失われないか?
作ったモノの責任は誰かがとるべきだけど、誰がとれるんだろう?

これが印刷物でなくてプログラムだったら、2年程度で入れ替わる学生がモノを作るなら、責任とジャッジメントする人が必要ですよね。果たしてソレができるのでしょうか?


最後に
今日行った『コワーキングスペース』は、私が行った時はガラガラでした。まず、人を集めるバックボーンがなんにもないんじゃないのでしょうか?

それなのに『モノを作れる学生』を集めるとか、『仕事を取る』とか出来るのでしょうか?
モノを作れる学生はどうやってあつめるんだ?
専門の営業も居ないのにどうやって仕事とって来るの?

コワーキングスペースにとって一番大切なのは『能力のあるメンバー』だと思うんです。

なのにこのコワーキングスペースはどうやって『能力のあるメンバー』を集めるつもりなんでしょうか?


追伸
この日、同じ地区にある他のコワーキングスペースの閉鎖が決定しました。

ちょっと心配になったので、自分の本拠地である「アライブ」で事の顛末を話ししたら「ウチは少しアカ程度ですけどクロになる見込みは十分ありますよ」と言われてかなり安心しました。

プリンタ、コピー、モニタがただで使えるなんて、こんなお得な場所ソウソウありませんから。