あっちこっちケイイチ オフタイム

よたかの日記を兼ねたブログです

サタプロ第三部「世の中に面白くない作品はない」らしいよたか

第29回 東海高校・中学校 サタデープログラム【3】
この働き方、最弱(さいきょう)~累計 発行6000万部のラノベ編集者~

サタプロも第3部。また少し雨が降って来たみたいです。会場は前回〝落語〟を聞いた『明照殿』。そう。木彫りの釈迦苦行像が置いてある会場です。かなり早い時間に入って、最前列に座って待ってました。

元電撃文庫編集長、三木一馬さんの講演。
とあるシリーズ、SAO、俺妹など、ヒット作をたくさん担当したらしいのですけど、とてもポジティブな方。どうやら編集者さんはポジティブ必須なようです。

講演の内容は電撃文庫時代の事がほとんどで、後は退社されてからこれからの事。

まだ読んでませんが『面白ければなんでもあり 発行累計6000万部――とある編集の仕事目録』この本の内容を元だと思います。

 と、ここでAmazonのレビューを見てみる。
 結構叩かれてますね。

それを踏まえて話を聞きました。
自己紹介の後の最初の話は『とある……』シリーズの鎌池和馬さんの事。
このシリーズ新説の1巻までは読んだけど、面白く読めたのは最初の方だけでだんだん義務的に読むようになって、17〜18巻にいたっては、かなり疲れた。

三木さんによると、鎌池さんってすごい勢いで原稿を書く人らしく22カ月連続で毎月本を出しているらしい。
なにも話がでていない『スマホゲーム』のシナリオをいきなり書いて来た事もあったらしい。

なんとなくわかった。
作者が勢いに任せて書いて来るから、編集段階で制御不能に落ちたんじゃないのかなぁ。
実際に、原稿に追いつくのが大変だったと言われてましたし。

だけど、仕事として一番やりがいがあるのは作者と一緒に0から作る事だと感じて見えるらしい。0から1を作る作家さん。1を100にする編集。こんな言い方だったかな?

そして、この時のセリフが心に響いた。
「世の中に面白くない作品はない」

作家は面白いと思って力を振り絞って書いてきている。だから作品のどこかには面白い部分があるはずだから、ソコを探すのが編集の仕事。そして面白い部分を見つけたら、もっと面白くするために提案していくのだそうです。

そんな事考えた事なかったよ。

ここでダメ出しと訂正依頼のテクニックをいくつか披露されてましたけど、これはデザイナさんに頼むのと良く似てると思った。
ここで肝心な事は、ダメ出しした以上〝対案〟を出す事。

ネットのレビューなんて、ダメ出すだけで発展性が何もない。それどころかクリエータを潰す事の方が多い。だったら、そんなのは見ないでもっと大事な事を信じようと言われてました。

『サイレントBUY』を信じよう。何も言わずとも買ってくれる人たちを信じて進もうということらしい。
本当に良いと思っている人のほとんどはワザワザ〝イイ〟とは書かない。
だから、買ってくれる人がいるのならそれを信じよう。ネットなら閲覧数になるのかな。静かに応援している人を大事にしようと言われてました。

実はここでチラとAmazonのレビューが浮かんでしまったのは内緒です。

全て話しが終わって質疑応答の時に2つ聞いてみた。
1電子書籍と紙の本の価格差について
 これはある程度予想通りでした。Amazon一択の状況や、取次ぎの話が出て来ると面白いと思ったんですけど、とても出版社的な解答でした。
2独立されて新人発掘はしないのか
 まだまだ電撃専属でやられるらしいです。これだけ顔の広い人が動けば結構面白いとも思ったんですけど、まだそういう動きはしないそうです。

講演が終わって持ってこられた本を販売されていたので、せっかくなので購入して来ました。その時に少しお話させていただいたのです。
「電撃に応募してくださいよ」
「いや、私にラノベは無理です」
「何度改稿しても構いませんから」ちょっとビックリ。
「実は、名古屋が独立する話を書いているんです」
「ほう」少し身を乗り出されたので、設定を少しだけ話した。
「設定はそこまで書かなくても良いですよ。むしろキャラの方が大事ですから」(大意)

 そう言えば、前にも似たような事書かれた。
『よたかさん、設定に頼り過ぎ。もっとキャラ動かした方が面白いですよ』

 せっかく会話文練習してるし、もっとキャラに拘ってもいいかもしれないと思った。
 
ところで、講演中に一番刺さった言葉は、
「後の事は考えずに、無茶な終わり方をした方が楽しいでしょ」(大意)

作者が決めたラストに進むのでは、読者に見透かされてしまうからもっと冒険しましょう。
続きはみんなで考えてなんとかしましょう。(大意)

さて『面白ければなんでもあり 発行累計6000万部――とある編集の仕事目録』を読むのが今から楽しみです。

あと、イギリスのEC離脱の事とかすごく参考になってるし『尾張名古屋共和国』書き直してみてもイイかなとも思えた。
このモチベ貰えただけでもメっけもんです。

面白ければなんでもあり 発行累計6000万部――とある編集の仕事目録