あっちこっちケイイチ

よたかの日記を兼ねたブログです

中国は日本と戦争をしていないと中国人は言ったよたか

北京の大学を卒業して日本企業で働いている中国人と話をした。太平洋戦争の話をするのはタブーだと思うんだけど、2人きりで時間もあったので少し話を振ってみた。

まずは軽く北方領土の話から。
「日本だって領土を取られるのはイヤでしょう」と言われたけど、私はそれほどでもない。
だって、廃線が続く北海道のさらに北の島にどれほどの日本人が住みたがるのでしょうか?
あのあたりの人口密度から考えると3万人程度でしょうか?
それにインフラ通すのも大変そうです。
海洋資源についても、交渉してお金で解決できそうな気もします。

だから無理して4島返還なんて言わなくてもいいんじゃないかと思っています。

「でも領土を主張するのは大事な事です」と彼は言った。
おそらく尖閣諸島のことだろうと思ったけど、コチラは泥沼になりそうなのでスルーしました。

「日清、日露の時から日中戦争が終わるまで、日本は遼東半島に力を入れてきたから、大連の人は親日家が多いよね」というと、彼が思わぬ事を言いだした。

「中国は日本と戦争してませんよ」

これはどういう意味だろう?
実際に戦ったのは台湾に逃げた国民党軍で、現在の中国共産党は戦争に参加していない意味かと思ったけど、中国人がそんな事を言うとも思えない。
「中国では〝日中戦争〟って呼び方しないの?」
「戦争はお互いに宣戦布告して開始するもので、侵略に対して抵抗するのは戦争とは言いません」
正直、イロイロと反論する余地が満載だったけどもっと話を引き出したかったのであえてスルーした。
「なるほど。あれは侵略に対する戦闘だったという訳なんだ」
「そうです」
「でもそんな日本で就職するのは抵抗なかったの?」
ここで彼は少し口籠った。
受けてきた教育と現状が葛藤しているのだと勝手に想像してみた。

「たとえば私の両親の世代、70代80代はいまだに中国や韓国の事を嫌っているし、そういった思想を引き継ぐ日本人も少なくないでしょ。多分大変だと思うんだけど」

一番聞きたいのはこの質問。何人かいる中国人の友人たちはもっとフランクに「中国は恐いから日本にいた方が安全」とサラリと言ってのけます。
中国人は世界中に華僑というネットワークがあるので、住んでいる場所に対するアイデンティティーはそんなモノだと思っていたのですが、今日会った彼は大学を卒業したばかりだから国に対するロイヤリティーが強いように感じました。

「日本は開国してから、欧州やアメリカの考え方を取り入れてきたから、イロイロな考え方の人たちがたくさんいますよね……」
彼はまたここで言葉を濁した。

これ以上の質問は酷だと感じたので、中国の宇宙開発を誉めて話をしめた。
彼も誇らしく笑ってくれた。

今日、たまたま会えた彼と再会できるのかは、わかりません。
ただ、これからも日本でガンバって欲しいと心の中で旗を振っておりました。