食事処 (06.09.08)

プロレスとか saito

ここは上越の高田駅である。

多くの緑と町との融合に、安らぎと旅を自然と意識させてくれる。

昼は時間の関係で、近くの日本料理店で済ませるのだが、ランチの中でボリュームのあるものを、と注文すると「レディースランチひとつ」と板前さんにオーダーを通す声が聞こえた。

レディースランチ? この俺がレディースだと! 暴走族でもレディースに入った事がないのに・・・止めてくれ、これは新手の嫌がらせかと心の中で叫ぶ。

しかし声を出せば、俺だとバレてしまう。

葛藤の中、何故一番ボリュームがあるのがレディースなのかと悩む。

食べてみれば美味しいし、お子様ランチがくるよりはマシか、と変な納得で気持ちも納まった。

そして夜・・・

駅のコンビニが20時に閉まると言うこの土地で、夜飯の在りかを探す。

大通りから外れ、裏の更に裏道に足が向くのは、俺の習性である。

そして人通りも無く、街灯も無い所にポツンと薄暗い看板が見えた。

ヨシ、ここだ。

店に入ると初老の女性がひとりでやっていたのだ。

入って数秒は、お互いの時が止まるのが分かった。

それからというもの、1・「雨は降ってましたか」と聞かれる。五回  2・「すみません、そのメニューは終わりました」と言われる。二回  3・「お客さんこちらの人じゃないですね」を三回  4・その他、孫の自慢話 長々 という結果となりました。

しかし、この雰囲気は嫌いではない。

知らない土地での一期一会、地元の老人と闇とのかすかな融合。

旅でしか味わえない気がする。

そして今回、

この店主を闇に勧誘しなかった事は言うまでもない。

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