朝6時くらいに寝て、10時前くらいに起きる。
見方を変えれば、早寝早起きを日常としている俺だ。
夜の街も良いが、久々の早朝アウトドアも良いかもしれない。
天気も良いこの日に向かったのは海である。
目的は釣り、釣りと言ってもナンパではない。
時刻は5時15分、太陽さえ目を覚ましてはいない。
最寄の駅からタクシーに乗り、海岸へと向かうのだが、簡略された駅のガイド地図とは違い、結構距離がある。
スピードメーターより、料金メーターの方が動くのが早いこと早いこと・・・それを横目に快調に喋る運転手の口も、料金メーターと共に良く回るのだ。
運転手の気持ちと反比例する俺の気持ち。
世の中なかなか上手く両立しないものだ。
いざ海岸に着くと、そんな事も過去の事となってしまう切り替えの早さは、赤ん坊にも負けない自信がある俺である。
パノラマ的に広がる海、最高である。
かつて、海の似合う男第1位、元祖湘南ボーイと言われた時分を思い出す。
いや、言っていたの間違いかもしれないが、そんなことはどちらでも良い・・・
以前の俺なら爽やかに海辺で・・・だったが、今は闇の男、そうは行くまい。
今日の供はシングルモルト、モートラック1993
カスクストレングスとテネシーの通称ブラックジャックである。
朝っぱらからのストレートは効く。
釣果もまずまず、景色も良い。
たまには良いもんだ。
しかし、いつものように、ジャケットに革靴にセカンドバックでの釣り、
思いっきり浮いていた事は言うまでも無い。
この姿にクーラーボックスで地下鉄に乗り込み、座ったシートの周りが空いていたのは気のせいか・・・
まぁ たまには良いだろう。