朝晩やっと肌寒くなった感がする。
それも当然だろう、もう11月になるのだ。
あともう少しで今年も終わるのだが、実感がわかない。
気分は何故か、まだ夏休みの延長なのだ。
そんな俺を正気に戻すかのように、季節感たっぷりの風が俺の肌をかすめる。
夏が終わったばかりだと思っていたが、確実に年末は迫ってきているんだな。
空気が澄んでいるせいか、綺麗な夜空の中にひときわ存在感を主張する月が輝いている。
月は美しい、
ある意味太陽と同じ位、空の支配者でありながら・・・自らが光を放つ事の出来ないはかなさが成せる業なのだろうか。
ふと見上げれば、
今の俺を映しているかの様な秋夜であった。