博多泊 最終日ともなれば、外に出ないわけにはいかないだろう。
旅行前日に忘れ物がないか確認するが如く、中洲の街へ確認しに行く。
最後は屋台と決めてはいるものの、途中空腹を満たす為に寄り道をする。
たまたま入った所だが、メインの鉄板焼きの他に、新しい物好きな俺は、気になる物を見つけた。
アボガドの天ぷらだ。
これは美味かった。
食欲とアルコールを満たせば、シメの屋台までの間は深夜徘徊になる。
川に映る中洲の夜景を見ながら歩き、俺のやりたい事と実際やっている事に、少しギャップがあるな・・・等と、自分自身との心の会話で確認をする。
ここ数年、自我確認の占める時間が増えたのと平行して、孤独を愛する時間も増えた。
ふと左下の川に視線をくれると、一羽の鳥が居る。
他に仲間達の姿は見当たらない。
こいつ鳥だから鳥目だろう、大丈夫か?と要らん心配をしてしまう。
川に反映するネオンの中にたたずむ鳥は、光の加減で黒く影となる。
その影が影を作り、その姿がより哀愁を醸し出す。
お前も独りか・・・
何か分からぬが、共感さえ持てる。
お前も頑張れよ。とお互い暗黙の主張をしている感じがした。
鳥よ、お前は同志か?・・・
いや、同士かもしれんな・・・