闇夜の街を徘徊する日々、ダークエージェントの総帥ともなれば当然のことである。
昨日も明け方まで夜を満喫していたわけだが、何を思ったのか昼の街と盛岡城跡地を歩いてみたのだが意外と悪くはない・・・緑があり、川はせせらぎ、庭園もある。かつて爽やかな青年だった頃の事が不覚にも頭の片隅を過ぎった・・・ふと我に返ると、現実が目の前に現れたのだ。あきらかに浮いているたたずまい、行く手を譲る学生、視線を外すカップル、道を不自然に変える女性等。やはりダークサイドはダークサイドなのだ。
居心地が急に悪くなった日中に闇をもたらすために
ビールを飲んでみた、しかもワサビエキスの入ったワサビエールと言うやつだ。何故か変わった物を見ると試してみたくなるのだからしょうがない。昼間のビールはあきらかにダークであり、浮いている事に変わりはないが、自分自身闇に少し戻る事ができた。
やはり俺には夜が似合う、そして今日も黒という迷彩服を着て夜の街へと消えていくのである。