長年付き合ってる「友」に乗り込む。
最近寒い日が多いが、水冷ではない「彼」は暑い日よりも得意みたいだ。
キーを回し、彼は目覚める。
うん、機嫌は良さそうだ・・・
まだ温まってはいないのだが、近所迷惑にならない様に、ローでゆっくり発進する。
これまた温まらないと入りにくいセカンドをパスして、サードに入れる。
しばらくすると、油温計の針も動き出し、完璧に彼も目覚めたみたいだ。
周りはまだ薄暗く、空気も澄んでいる。
限りなくアイドリングに近い域でクラッチミートし、右足に力を込める。
針が3500を過ぎると、更に好みのサウンドへと変っていく。
そしてコーナーが近づく・・・
ヒール&トゥーがやりにくいと言う話を良く聞くが、右足を外側に捻りながら押し込むと意外と出来るものだ。
と言ってる俺も、ショップの乗り手にコツを聞いて出来る様になったのだが・・・
五感を研ぎ澄まし、暫し彼を堪能する。
乗り心地も一昔の感覚だけあって、ダイレクト感があり、それがまた俺には堪らない。
この時と空間は、嫌な事など吹っ飛んでしまう。
今の相棒が一番付き合いが長いのだが、今までも何台もの彼等に救われた事だろう・・・
皆ひとつひとつ思い出があり、個性的な奴らばっかりだったなぁ〜
俺を癒してくれる、もうひとつの「友」と共有な時間を過ごせないのが、少し残念だが・・・
最近凄く厳しいし、他人に迷惑かける確立も多くなるから当然だな。
俺も少しはまともになった証拠だな(汗)
親友と付き合うには、じっくり一対一がベストと言うことで・・・
右足に敏感に反応する針を見ながら、シフトを入れる。
オーバーステアーな個性をなだめ。
背後から押し寄せるエグゾーストノートを聞きながら、俺だけの至福の時を過ごす。
そして、また頑張ろう・・・と心に思う。